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    <title>とちみつ屋　みつばちの一年</title>
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    <updated>2009-05-28T05:32:07Z</updated>
    <subtitle>白山ろくの国産純粋はちみつ販売
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    <title>越冬庫からの箱出し</title>
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    <id>tag:tochimitu.sakura.ne.jp,2009:/ichinen//4.37</id>

    <published>2009-05-28T05:29:40Z</published>
    <updated>2009-05-28T05:32:07Z</updated>

    <summary>待望の春、到来！　
みつばちたちが長い冬眠状態から目覚め、活動を始めます。</summary>
    <author>
        <name>とちみつ屋</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tochimitu.com/ichinen/">
        <![CDATA[<div class="left">
        <h3>みつばちたちにようやく訪れた、白山ろくの遅い春</h3>
        <p>　白山ろくは雪が多く寒さも厳しい地域ですので、雪で巣箱が潰れてしまわないように、みつばちたちは冬の間は巣箱ごと越冬庫というところに入れられています。毎年、３月下旬頃に巣箱は外に出され、みつばちたちは新しいシーズンをスタートさせます。<br />
          <br />
          　とちみつ屋のとちみつは白山ろく白峰の百合谷（びゃあこだん）という場所で採取するのですが、百合谷は奥深い山の中なので３月下旬でもまだ雪がたくさん積もったまま。日中は暖かくても朝晩の冷え込みはかなりのもので、みつばちにとって厳しい環境です。そこで、もっと暖かくなって栃の花が咲くまでの間、巣箱は別の場所に置いておきます。白峰から車で20分ぐらい離れた吉野谷という場所です。白峰と比べると標高が低いので白峰にはまだ雪が残ってる頃でも吉野谷には雪がほとんどありません。ここならみつばち達も過ごしやすいでしょう。<br />
          <br />
        　箱出しする巣箱の数はその年によっても違いますが、80箱ほど。１日では運び切れないため、２日に分けて作業します。２日間の作業が終わり、たくさんの巣箱がずらっと並べられた様子は、なかなか壮観です。</p>
        <br /><br />
        <h3>みつばちたちの春の強化合宿！？</h3>
        <p>　越冬庫から出されてから花のシーズンまでがいちばん大切な時期で、建勢期と呼ばれています。<br />
          　女王蜂は越冬庫にいる間は卵を生みませんから、巣の中の働き蜂はみんな前年からいる年老いた蜂です。急いで世代交代をしなけらばなりません。女王蜂は巣箱が外に出されると早速、卵を生み始めます。女王蜂が１日に生む卵の数はなんと2000～3000個。卵は３週間後には若蜂となり、10日ほど巣の中の仕事をしてから、蜜や花粉を集めに外に出る現役バリバリの働き蜂となります。<br />
          　たくさんの蜜を集めるためには一つの巣箱に２～３万匹の働き蜂が必要なので、栃の花が咲くまでに、どんどん卵を生んでどんどん育ててもらわなければなりません。暖かい場所に巣箱を置くのも、少しでも良い環境で、たくさん働き蜂を増やしてもらうためなのです。<br />
          <br />
          　野の草花や桜の花などが咲き始めれば、みつばちたちはせっせと花に通って蜜を集めます。しかし、早春はたくさん蜜をふく花が少ないため、みつばちが自力で集めた蜜だけではエサが充分ではありません。最初のうちは前年からの蜜の蓄えが残っていますが、仲間が増えるとすぐに食べ尽くしてしまいます。ですから、ときどき巣箱の中をチェックして、エサが少なくなった巣箱の中には砂糖を煮とかした水（糖水）を入れてやります。これを給仕と言います。<br />
          <br />
          　暖かい場所でエサを充分に与えられながらの約２カ月間は、みつばちたちの強化合宿のようなもの。この時期にどれくらい働き蜂を増やせるのかが、その年のとちみつの収穫を大きく左右します。どんなに栃の花がたくさん咲いても、働き手が少なければたくさん蜜を集めることはできませんから...。</p><br />
        <p><img src="/img/1nen3_p6.jpg" alt="ずらっと並べられた巣箱" width="400" height="300" /></p>
      </div>
      <div class="right">
        <p><img src="/img/1nen3_p1.jpg" alt="越冬庫の中の様子" width="158" height="119" /></p>
        <p>越冬庫の中の様子<br />
        越冬庫の中は普段は真っ暗にしてあります。みつばちたちはこの部屋で春が来るのをじっと待っています。</p><br />
        <p><img src="/img/1nen3_p2.jpg" alt="ひとつずつ背負って運びます" width="158" height="119" /></p>
        <p>巣箱はこの時期が一番軽いのですが、それでも２段に箱をつないであるもの一つの重さが30～35kgほどあります。これをひとつひとつ背負って運んでいくのはかなりの重労働です。</p><br />
        <p><img src="/img/1nen3_p3.jpg" alt="巣箱から出てきた蜂" width="158" height="119" /></p>
        <p>トラックに乗せて巣箱を移動させた後は、箱の入り口を開けると必ず蜂が出てくるのだそうです。蜂も車酔い？　元気なはち達の姿にホッと一安心。</p><br />
        <p><img src="/img/1nen3_p4.jpg" alt="寒さでひとかたまりになった蜂" width="158" height="119" /></p>
        <p>蜂球<br />
        冬場や寒い日は、みつばちたちは凍えないように、ひとかたまりになっておしくらまんじゅうのように寒さに耐えています。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen3_p5.jpg" alt="カモシカ" width="158" height="119" /></p>
        <p>白峰から吉野谷に向かう途中の道で、偶然、カモシカを発見！　自然が豊富に残る白山ろくならではの光景です</p>
      </div>]]>
        
    </content>
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    <title>巣箱のお引っ越し</title>
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    <id>tag:tochimitu.sakura.ne.jp,2009:/ichinen//4.36</id>

    <published>2009-05-28T05:25:53Z</published>
    <updated>2009-05-28T05:28:58Z</updated>

    <summary>みつばちたちのお引っ越し。
一年でいちばん忙しいシーズンが、いよいよ始まります。</summary>
    <author>
        <name>とちみつ屋</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tochimitu.com/ichinen/">
        <![CDATA[<div class="left">
        <h3>引っ越しは夜明け前<br />
        薄暗い中、重い巣箱をひとつひとつ運びます</h3>
        <p>　５月中旬、栃の花が咲き始めるのを確認して、みつばちの巣箱は約２ヶ月間過ごした吉野谷から白峰の百合谷（びゃあこだん）に引っ越します。これからがとちみつのシーズンです。<br />
          <br />
        　引っ越しは、まだ夜も明けない午前３時半ごろから始まります。あたりはまだかなり暗いので、懐中電灯の光をたよりに作業をします。このような時間帯に作業を始めるのは、まだみつばちたちが活動を始める前に巣門（巣箱の出入り口）を閉めてしまわなければならないから。明るくなると働き蜂たちがさっさと蜜を集めに飛び立ってしまうので、巣箱を引っ越しさせることができなくなってしまうのです。仕事に行っている間に家がどこかに行っちゃったら大変ですものね。<br />
        <br />
        　夜の間もみつばちは眠っているわけではありません。暑い巣箱の中を避けたり、巣箱の中に入りきらない蜂たちが夜でも巣の出入り口付近にうようよと固まっているので、まず燻煙器で煙をかけます。みつばちは煙が嫌いなので巣の中に逃げていき、外には出てこなくなります。そこで巣門を閉めて全部の蜂を巣箱に閉じこめてしまいます。<br />
        　巣門を閉めた巣箱はトラックに乗せて百合谷に運びます。巣箱は吉野谷村に持ってきた３月時と比べて、蜂の数がぐっと増え、蜜もある程度たまってきているので10～15キロぐらい重くなっています。２段に積まれた一箱が40～50キロもあるのです。これをひとつひとつトラックに積み、また百合谷に降ろすという作業はかなり重労働。腕も足も腰もガクガクです。</p>
        <p><br />
          <br />
        </p>
        <h3>栃の花を追い求めて</h3>
        <p>　巣箱を引っ越しさせた時点では、巣箱を置いた百合谷の栃の花はまだ少し早いのですが、百合谷よりも低い場所では花が咲き始めています。みつばちは半径２～３キロの範囲の蜜を集めますから、そこはもう充分に通勤圏内（？）です。栃の花は山の低いところから高いところへと、日を追って順々に咲いていきます。みつばちたちは、その花を追いながら、花の季節が終わる６月中旬までとちみつ集めに精を出すのです。<br />
        </p>
      </div>
      <div class="right">
        <p><img src="/img/1nen5_p1.jpg" alt="燻煙の様子" width="160" height="120" /></p>
        <p>蜂が外に出ないように燻煙してから出入り口を閉じます。燻煙の煙は麻布を燃やしたもの。植物性の煙ではみつばちはおとなしくなり、ウールのような動物性の煙ではみつばちは怒って暴れるのだそう。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen5_p2.jpg" alt="ひとつずつ背負って運びます" width="160" height="121" /></p>
        <p>まだ薄暗い中、巣箱をひとつひとつトラックまで運びます。巣箱は重いだけではなく、大きくて持ちづらいので運ぶのは大変です。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen5_p3.jpg" alt="蜂場" width="160" height="120" /></p>
        <p>新緑が美しい百合谷に整然と並べられた巣箱。さあ、これからが本番です。みつばちたち、頑張っておいしいとちみつを集めてね～！
      </p>
      </div>
      <p class="crear"><br /><br />
<img src="/img/1nen5_p4.jpg" alt="栃の花" width="575" height="195" /></p>
      <p class="caption-tx">百合谷より少し山を下った場所にある栃の木。たくさん花が咲いているように見えますが、これでもまだ咲き始めです。この花の房は日が経つともっともっと大きくなります。</p>
]]>
        
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    <title>採蜜真っ盛り！</title>
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    <id>tag:tochimitu.sakura.ne.jp,2009:/ichinen//4.35</id>

    <published>2009-05-28T05:21:23Z</published>
    <updated>2009-05-29T05:51:06Z</updated>

    <summary>栃が次々と花開き、みつばちたちは蜜集めに大忙し。
養蜂家も早朝から採蜜作業に精を出します</summary>
    <author>
        <name>とちみつ屋</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tochimitu.com/ichinen/">
        <![CDATA[      <div class="left">
        <h3>とちみつの採蜜、まっさかり</h3>
        <p>　百合谷に巣箱が引っ越した日から数日すると、早くも巣箱からはちみつをとりだす作業（採蜜）が始まります。<br />
          <br />
        　採蜜はまだ薄暗い朝５時頃から始め、午前中の早いうちに終わらせてしまいます。みつばちが花から集めてきたばかりの蜜は余分な水分が多い不完全なはちみつなので、そのような蜜が混ざらないように、蜜蜂が新しい蜜を持ち帰る前に完熟のはちみつを取りだしてしまうのです。（詳しくは、<a href="/hyakka/post.html">『完熟はちみつとは？』</a>をご覧下さい）。<br />
        <br />
        　採蜜のときの服装は、養蜂家のトレードマークとも言える細かい網目の面布（めんぷ）をつけた麦わら帽、ジャンパー、ゴム手袋、長靴。蜂に刺されるのと汚れを防ぐために重装備（おおげさ？）です。作業を始めた頃は白い息が見えるような気温でも、日が昇るとだんだん暑くなってきます。中は汗だく、外ははちみつがついてベトベト。本当に苦労の多い仕事です。</p>
        <br />
          <br />
        
        <h3>養蜂家の苦労が報われる瞬間ですが、<br />
        みつばちたちにとっては大災難！？</h3>
        <p>　蜂場（はちば─蜂を置いてある場所）に着いたら、まず、燻煙して蜂たちをおとなしくさせます。加藤さんの巣箱のほとんどは箱を２段に積み重ねたものですが、１段目の箱は蜂子がたくさんいるのであまり採蜜することはなく、はちみつを採るのはもっぱら２段目の上の箱です。<br />
          <br />
        　巣箱の中から巣を１枚取り出すと、たっぷり詰まったはちみつと巣に群がっているみつばちでずっしりとした重さがあります。この巣を上から下へと勢いよく振り下ろして手を止めると、その勢いでみつばちたちがひとかたまりにバサッと下に落ちます。いくら燻煙していても、さすがにみつばちたちはビックリ！　怒ってあたりをブンブン飛び回り、文字通り蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまいます。でも、養蜂家の加藤さんはさすがに慣れた様子で、全く気にせずもくもくと作業をしていきます。<br />
        <br />
        　振り落としてもまだ巣にしがみついている蜂を専用のハケでそーっと落としたら、蜜蓋（みつぶた）を包丁で切り落とします。蜜蓋とはみつばちが蜜を貯蔵するためにかぶせたもので、この蜜蓋のむこうに黄金色のおいしい完熟はちみつがたっぷり詰まっています。おいしいはちみつを採るためとはいえ、重くて持ちにくい巣を片手で支えながらの作業なので、長時間続けると手が痛くなってしまい大変なのだとか。<br />
        <br />
        　きれいになった巣は、遠心分離器に入れます。加藤さんが使用しているのは８枚掛遠心分離器といって、８枚の巣を入れることができます。この数はひとつの巣箱に入れてある巣の枚数と同じです。遠心分離器をグルグルと素早く20秒間ほど回したら、巣の中のはちみつが出てきて遠心分離器の中に溜まります。巣８枚でだいたい５升分、重さにして12～13キロぐらいものとちみつが採れます。養蜂家の苦労が報われる瞬間です。<br />
        <br />
        　採蜜時にはこのとちみつを一斗缶につめるだけで終わりですが、最終的には濾過して不純物を取り除き、製品化されます。<br />
        <br />
        　採蜜を終えた巣は、みつばちたちが作り足した余計な巣の部分を切り落として平らにしてから、また元の巣箱に戻します。<br />
        <br />
        　 せっかく集めた蜂蜜を人間にぜ～んぶ取られてしまって、みつばちたちがちょっとかわいそうな気がします。でも、また元気に新しい蜜を集めに出かけていくので大丈夫。栃の花が咲いている期間中は４～５日もすれば、また巣箱はとちみつでいっぱいになるのです。</p>
<br /><br />
        <p><img src="/img/1nen6_p7.jpg" alt="蜂場の様子" width="400" height="150" /></p>
      </div>
      <div class="right">
        <p><img src="/img/1nen6_p1.jpg" alt="夜明け前の巣箱" width="158" height="119" /></p>
        <p>巣箱の中が暑かったり中が飽和状態だったりすると、夜中でも蜂が入り口付近に出ています。たくさん蜂が出ている巣箱にたくさんはちみつがあるとは限らず、夜遊び好きな蜂が出てきているだけの場合も...。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen6_p2.jpg" alt="燻煙の様子" width="158" height="118" /></p>
        <p>巣箱の中に煙をたくさん送り込んで、みつばちをおとなしくさせます。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen6_p3.jpg" alt="巣を持ち上げたところ" width="158" height="119" /></p>
        <p>巣にはびっしり蜜蜂がくっついていて、見ているだけで鳥肌が...（冷汗）。加藤さんが巣を一振りするとほとんどの蜂が一度にバサッと落ちてしまうのでビックリ！</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen6_p4.jpg" alt="蜜蓋を切り取る作業" width="158" height="119" /></p>
        <p>黒っぽく光って見えるのがとちみつ。包丁で切り取っている部分が蜜蓋です。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen6_p5.jpg" alt="遠心分離機" width="158" height="118" /></p>
        <p>遠心分離器に巣を８枚セットしたところ。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen6_p6.jpg" alt="巣を平らにする作業" width="158" height="119" /></p>
        <p>中身がからっぽになった巣はこんな色です。みつばちはたくさん蜜を貯められるように巣の高さを継ぎ足します。採蜜後は継ぎ足した分が邪魔になるので出っ張った部分を切り落としてから巣箱に戻します。</p>
      </div>]]>
        
    </content>
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    <title>天敵襲来</title>
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    <id>tag:tochimitu.sakura.ne.jp,2009:/ichinen//4.34</id>

    <published>2009-05-28T05:06:52Z</published>
    <updated>2009-05-28T05:11:21Z</updated>

    <summary>ハエたたきを片手に監視を強化。
みつばちと養蜂家を悩ませる天敵との攻防戦。</summary>
    <author>
        <name>とちみつ屋</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tochimitu.com/ichinen/">
        <![CDATA[<div class="left">
        <h3>みつばちが餌になってしまう！？</h3>
        <p>　９月から10月上旬にかけては、みつばちの天敵が巣箱を襲ういや～な季節です。この時期のみつばちの天敵とはスズメバチ。大きくて羽音も恐ろしいオオスズメバチと、一回り小さいキイロスズメバチです。夏の終わりから秋口はスズメバチの繁殖期にあたるため、幼虫たちに与える餌が大量に必要になります。そのため、餌を求めてみつばちの巣箱を襲うのです。しかし、同じ蜂といってもスズメバチの幼虫の餌ははちみつではありません。<br />
          <br />
        　オオスズメバチはみつばちの幼虫やさなぎを狙ってやってきます。彼らは数匹から十数匹ぐらいの集団で、みつばちの巣門の前で待ち伏せします。そして、巣を守るために中から飛び出してくるみつばちをかたっぱしからひと噛みで殺してしまいます。その力の差は圧倒的で、オオスズメバチが5～6匹もいれば、巣箱を２段に重ねてある大所帯のみつばちの巣箱でも１時間ぐらいで全滅させてしまうそうです。じゃまになる成虫のみつばちが１匹もいなくなった後、彼らは幼虫やさなぎをさらっていき、自分たちの幼虫の餌とします。<br />
        <br />
        　キイロスズメバチも自分たちの幼虫の餌を求めてみつばちの巣にやってきますが、こちらの狙いはみつばちの成虫です。彼らは巣箱の前で１匹ずつみつばちを捕らえては自分たちの巣に運んでいきます。</p>
        <br />
          <br />
        <h3>オオスズメバチの攻撃になすすべのないセイヨウミツバチ</h3>
        <p>　巣箱を全滅させてしまうオオスズメバチの方が被害が甚大です。養蜂されているみつばちはセイヨウミツバチと呼ばれる、もともとは外国産の蜂。セイヨウミツバチのふるさとはオオスズメバチのいない地域のため、オオスズメバチに対抗する手段を持たず、あっけなく全滅させられてしまうのです。セイヨウミツバチが日本で生きて行くためには、どうしても人間（養蜂家）の手助けが必要です。</p>
        <br /><br />
        <h3>みつばちを守るために</h3>
        <p><img src="/img/1nen9_z.gif" alt="スズメバチ捕獲機" width="217" height="208" align="right" /></p>
        <p>　このスズメバチたちの攻撃を防ぐために、巣箱の前には『スズメバチ捕獲器』が取り付けられます。みつばちは体が小さいので全面の金網部分を自由に通り抜けることができますが、スズメバチは通れません。金網の下の部分は内側にレの字に折り曲げられていて、この下からはスズメバチも入れるのですが、一旦ここから入ってしまうと、金網部分から外に出られなくなってしまいます。もと来た道を戻れば外に出られるはずなのに、蜂は明るい方向に行くという習性があるため暗い下の方を通るということはしないのです。そうして金網の部分をうろうろしているうちに、トンネル（？）をくぐって捕獲器の上部に出てしまい、完全に閉じ込められてしまいます。<br />
          <br />
        　でも、この捕獲器を取り付けてあってもスズメバチの攻撃を完全に防ぐことはできません。右の写真を撮影した翌日、２つの巣箱の前におびただしい数のみつばちが落ちていて、まだ生きているのかザワザワと動いていました。養蜂家の加藤さんに聞いてみると「オオグロ（オオスズメバチのこと）が10匹ほど来て、やられたんや。さっきも６匹来とって...」と苦々しい顔。「１匹でも逃がすと、また仲間を連れてくるさかい」と、オオスズメバチを全部ハエたたきでたたきつぶしたそうです。発見が早かったので、このときの被害はたいしたことはありませんでしたが、弱肉強食の世界をまざまざと見せつけられた思いでした。</p>
      </div>
      <div class="right">
        <p><img src="/img/1nen9_p1.jpg" alt="スズメバチ捕獲機" width="158" height="114" /></p>
        <p>巣箱の前に取り付けられているのがスズメバチ捕獲器。中にはたくさんのスズメバチが捕らえられています。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen9_p2.jpg" alt="捕らえられた大スズメバチ" width="159" height="125" /></p>
        <p>捕らえられたオオスズメバチ。この蜂に集団で襲われたら、みつばちの巣箱はひとたまりもありません。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen9_p3.jpg" alt="捕らえられたキイロスズメバチ" width="158" height="134" /></p>
        <p>写真が見づらいのですが、キイロスズメバチがたくさん捕らえられています。金網の上の方に４～５匹とまっており、下の方には死骸がたくさんたまっています。</p>
        <br />
        <p><img src="/img/1nen9_p4.jpg" alt="巣箱の監視" width="158" height="128" /></p>
        <p>ハエたたきを手に、蜂場を見回る養蜂家の加藤さん。スズメバチをみつけたら、たたきつぶすのがいちばん！　でも、ずっと監視している訳にもいかないので、被害にあってしまうことも...。スズメバチたちとの戦いは10月上旬まで続きます。</p>
      </div>]]>
        
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